芝川ビル「建物語」

HOPEゾーン事業06
装飾の設置作業

さて、前回の記事では、芝川ビルの石の装飾が見事に撤去された旨をレポートいたしましたが、装飾が撤去された壁面では、次の新しい装飾が設置されるべく作業が行われました。
その重さ約1トン(!!)の石の装飾をフォークリフトで足場に持ち上げ、室内外にわたって設置された梁にチェーンブロックで石を吊り上げ、レールの滑車を動かしながら石の位置を慎重に合わせていきます。
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石を設置する壁面は凹凸のある不規則な形をしていることから、壁に接触する石の裏側を壁の凹凸に合わせて削るという微調整しながらの設置でした。
3つの大きな装飾が壁面に収まったら、次にそれらをつなぐ石材も設置します。
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全ての石が壁面に収まったところで、石と壁面の間に無収縮モルタルを流し込んで石を固定します。
芝川ビルの出入口、ビルへのお客様の通り道の真上に鎮座する装飾たちですから、上記に加え、念には念を入れて、古い石と新しい石はステンレスの楔やかすがいで相互にしっかりと固定されているとのこと。
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現在、工事は無事完了し、芝川ビルの正面の足場も既に撤去されましたが、装飾はまだ写真のように幕で覆われています。11月21日に除幕式を行い、生まれ変わったとても素敵な姿でお目見えの予定ですから、皆様、ご期待下さいませ!
* * おまけ * *
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足場撤去中の様子です。
足場の装飾と復元された装飾の見事なコラボレーションです!
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