芝川ビル「建物語」

大阪市HOPEゾーン事業

皆様は大阪市の「HOPEゾーン事業」ってご存知ですか??
「HOPEゾーン事業」は、市内に数多く存在する歴史・文化的資源に恵まれた地区や、生活利便性の高い職住近接の都心部、住商一体となったにぎわいのある地区などを、「住むまち大阪」としての魅力の向上につながる、大阪のイメージを高めるゾーン(HOPEゾーン)として位置付け、地域のみなさんと連携・協働して、地域特性を活かした魅力あるまちなみづくりを促進し、まちの元気と魅力を引き出すことを目的とするものです。(大阪市住まい情報センター「おおさか・あんじゅ・ネット」より)
HOPEゾーン事業では、対象地域で活躍されている方々をメンバーとする「協議会」を組織し、
地域と行政が連携して修景整備などのまちなみづくりに取り組んでおられます。
これまでに、平野郷地区や空堀地区、住吉大社周辺地区などで事業を実施されてきましたが、
昨年から、芝川ビルの建つ船場地区もHOPEゾーン事業対象地区となり、
協議会が設置されて準備が進められてきました。
そして今年度より、いよいよ船場地区での修景事業が始まります!
その記念すべき第一号のひとつとして、
芝川ビルでも外壁の修復工事を行うことが決定いたしました。
具体的には、正面入口上部の劣化の激しい石の装飾の修復工事を行います。
今後、このブログでも工事の様子を色々とご紹介していく予定ですので、
関心のある方は是非ご覧下さい!
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(▲資料:P22_003より)
1911年にアメリカの探検家によってマチュ・ピチュの遺跡が発見されて後、
アメリカでは”古代中南米風”の装飾が流行します。
アメリカ旅行中にそういった装飾を目にしたのか、
1927年に自家事業用の「ビルディング」建設にあたり、
施主・芝川又四郎は”古代南米風”の装飾を採用。
竣工時の建物の写真には、「竜山石(たつやまいし)」の個性的な彫刻がくっきりと見られます。
しかしながら この竜山石、
柔らかい材質で、複雑な彫刻が可能である反面、
もろく崩れやすいという弱点があるのです。
80年以上の時の中で 空襲・酸性雨などの影響を受け、
竜山石は表面より崩れ、摩滅し、その装飾は原形を留めていません。
この度、特に劣化のひどい入口上部の装飾の修復工事を行います。
冬の到来が感じられる頃、装飾は竣工時を髣髴とさせる新たな姿でお目見えの予定です。
工事中はご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解・ご協力を賜りますよう お願い申し上げます。
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