芝川ビル「建物語」

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~モダンテラスイベント開催情報~
『同潤会記憶アパートメント』展 Vol.6 in 大阪
“オオサカ デ キオク トウキョウ ニ ツナグ” 

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1927年、同じ年に東京と大阪にうまれたふたつの建物がありました
ひとつは、もう消えてしまい、ひとつは、これからも活かされようとしています
東京・表参道の同潤会青山アパートメントと大阪・船場の芝川ビルのお話
東京と大阪の人々による
写真・映像・言葉・ダンス・音楽で2つの建物を体感するアートイベント開催
2008年は大阪で、2009年は東京で開催する
“オオサカ デ キオク トウキョウ ニ ツナグ”に、ぜひ遊びにいらしてください
◆◆チラシのダウンロードはこちらから!
■日程
2008年10月10日(金)~12日(日)
■時間
10日(金)15:00~21:00 パフォーマンス「オオサカ デ キオク」18:30~20:30
11日(土) 9:30~17:00 パフォーマンス「トウキョウ ニ ツナグ」13:00/15:00
12日(日) 9:30~17:00
■場所
芝川ビル モダンテラス 
大阪府大阪市中央区伏見町3-3-3芝川ビル4F(淀屋橋駅11番出口すぐ)

■入場料金
無料
■主催・問合せ
同潤会記憶アパートメント 
いしまるあきこ 
■展示
* 同潤会青山アパートメント *
同潤会記憶アパートメント展Vol.1~Vol.3が開催された同潤会青山アパートメント3号館の1部屋の間取りを抽象的に再現します。写真や映像を通してアパートの姿を、建物が消えた経緯をご覧頂きます。また、過去の展示の来場者からのメッセージを通してアパートの空気感を伝えます。アパートゆかりのものと共にみなさまをお迎えします。
いしまるあきこ[企画・写真・映像] 
浅井久子[絵]
井村六美[映像]
オカムラヨシヒロ[映像]
河村正寛[写真]
タナカトシオ[映像・写真]
* 芝川ビル・船場の近代建築 *
芝川家所有の文献をもとに作成した芝川ビルの歴史紹介や竣工当初の貴重な写真の数々をパネル展示します。また、現在の建物の活用方法や見どころを紹介し、実際にご覧頂き、空間そのものを楽しんでもらうことを目的としています。船場界隈の近代建築も紹介します。mapを手にして建物見学におでかけください。
大オオサカまち基盤[歴史・写真] 
築港ARC[ガイドmap配布] 
■パフォーマンス
* 「オオサカ デ キオク」 10月10日(金)18:30~20:30 *  ※18:00~パフォーマンスタイムは1ドリンクオーダーお願いします
大阪を拠点に国内外で活躍する3組のアーティストたち。まち・人の記憶を各々の切り口で表現・追求しているアーティストたちが「芝川ビル・船場」をテーマにしたパフォーマンスをくりひろげます。金曜日の夜、アートの宴に是非ご参加ください。
宮本博史[映像・音]
さまざまな人や物の記憶や存在・価値観との関係について、作品を制作。映像作品や音作品・インスタレーション・web・プロジェクト型の作品など、ジャンルにとらわれない表現を模索している。
ヒトりデニ,2006~07年 
大和川レコード(アサダワタル)[音楽・映像]
日常のパーツを再編集。時として弾き語りやドラムやビデオパフォーマンス、時としてオープンスペースの運営、時としてラジオやトークライブの司会。築港ARCという芸術萬相談所によく居ます。
Yangjah[ダンス・映像]
大阪暮らしのコリアン・ディアスポラ・アーティスト。ダンス・ことば・映像・インスタレーションがからだを通ってやってくる。空っぽなカラダから満ちあふれてくる瞬間のつらなりをみつめつづける。
Charles-Eric Billard[音楽]
絵画・コラージュ・映像・サウンドアートなどの多岐にわたる、カナダ出身・大阪在住のアーティスト。最近は3Dイメージの映像作品を発表、独自の楽器によるパフォーマンスに精力的に取り組んでいる。
* 「トウキョウ ニ ツナグ」 10月11日(土)13:00/15:00 *東京を拠点に活動し、国内外で様々なアーティストとコラボレーションをし、同潤会記憶アパートメント展Vol.1より、風景の冠婚葬祭をテーマにアパートの記憶をダンスで表現しつづけている新井英夫氏が大阪で「同潤会青山アパートメント」の表現を試みます。音楽には京都を拠点に活躍する中ガワユウキ氏を迎え、観ている者も風景の一部として取り込む参加型のパフォーマンスをくりひろげます。
新井英夫[ダンス・体奏]
野口体操から生まれるダンスと体奏。風景をつくる風景とおどるパフォーマンスを得意とする。子どもからお年寄りを対象としたからだのワークショップも積極的に展開中。
中ガワユウキ[音楽]
N.O.N、Swimmなどのバンドにおいてベース、コンピュータ、フィールドレコーディングを担当。実験音楽を中心とした演奏会『o/t/c』主宰。現在ソロでは『電気(そこ)と身体(ここ)』をテーマに演奏を行っている。
■同潤会青山アパートメントとは
関東大震災の復興住宅として財団法人同潤会によって計画・設計されたアパート事業の1つで、東京・明治神宮の表参道沿いに建てられた鉄筋コンクリートの集合住宅です。地上3階建て(一部地下1階)全10棟138戸の当時最先端のモダンな建物で1926年に1~3号館が、1927年に4~10号館が竣工しました。当時は建物が少なく静かな場所だったそうです。現代的な住い方に合わせて個々の創意工夫の改築がなされ、おしゃれなショップが入り、自然にはえてきたツタや樹々が建物を覆い独特の外観をつくりあげていきました。いつまでもそこにありつづけると思われていたアパートでしたが、2002年、建て替えが決定し、2003年解体されました。2006年、跡地には商業施設の表参道ヒルズが竣工しました。
同潤会記憶アパートメントとは 
同潤会青山アパートメントの写真・映像・メッセージ・ゆかりのものの展示・イベントを通してアパートの魅力をさぐり、伝え続ける、東京を拠点とする有志の団体による展示です。
アパート解体が決まった2002年から2006年までに計5回(アパート内で3回、解体後の更地の隣のカフェ、建て替え後の表参道ヒルズにて)展示・イベントを開催しました。
メンバーは流動的に変わりながらもゆるやかに一定のメンバーが参加しています。展示の来場者が協力者へ、展示者へと変化し参加していることも特徴的です。メンバーの職業は、建築士、会計士、プログラマー、写真家、美容師、ダンサー等多岐にわたります。
芝川ビルとは 
江戸時代から続く大阪船場の豪商・芝川家が、自家の事業用として1927年に建設。
都心のオフィス街に異彩を放つ「古代中南米式」の独特なデザインは旧帝国ホテルの設計者F.L.ライトの影響とも言われます。関東大震災(1923年)を踏まえ、火災と地震に強い建物を目指した頑強な造りですが、戦前は関西一円の「いとはん(お嬢さん)」が通う「芝蘭社家政学園」として利用されたという華やかな歴史もあります。
戦後はテナントビルとして利用されてきましたが、地元まちづくり団体との出会いをきっかけに所有者の建物に対する意識が大きく変わり、戦後の増築部分を撤去して屋上を竣工当初のオリジナルに再生し、古い建物に理解があるショップを誘致するなど、建物の魅力アップに向けた積極的な活用を進めています。
■協力
百又株式会社(千島土地グループ・芝川ビル所有)/ 大オオサカまち基盤
大阪アーツアポリア / 築港ARC / 南森町208 / 財団法人大阪21世紀協会
remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織] / AHA! / 青幻舎
呉夏枝 / 武内貴子 / 石塚沙矢香 / 加賀誠人
◆◆周辺開催イベント
芝川ビルの周辺では、「同潤会記憶アパートメント展 vol.6 in大阪」開催の同時期に下記のイベントが開催されます!さわやかな秋の休日、“イベントはしご”に大阪へお出かけ下さい!
◇10/12(日)、13(月・祝) 
 「ハート大阪秋まつり」
  「御堂筋kappo」(12日)
  「中之島は大きな帆船」(12日、13日)
◇10/11(土)、12(日) 
  1950~70年代の素敵なビル達を一挙ご紹介!
  「ビルマニアカフェ2008」



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