芝川ビル「建物語」

芝川ビルが「まちづくり貢献賞」を受賞いたしました!

芝川ビル竣工3年後の1872(昭和5)年に創立された「社団法人 大阪ビルディング協会」が今年創立80周年を迎えられます。
80周年のこの一年は『ビルとまちづくり―大阪“再生”に向けて―』というテーマで様々な記念事業を実施されていますが、その一環として、芝川ビルが「まちづくり貢献賞」を受賞いたしました。
これは、まちのランドマークとして広く市民に親しまれ、地域文化の発展に寄与することで大阪のまちの活性化に貢献してきたとされる近代建築11棟が受賞したものです。
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昨日の受賞式典では、受賞記念に竣工時の芝川ビルの姿がレーザー彫刻された素敵な盾をいただきました。

芝川ビルは戦後、部屋をベニア板で仕切ったり、屋上部分には建物の雰囲気に不似合いな増築を行ったりしていました。
そんな芝川ビルが今日、“ただ古いだけ”ではない魅力的な姿に再生し、素敵なお店に多数入居いただけるようになったのは、芝川ビル周辺の方々が「芝川ビルはこんなに素敵なんですよ!」と働きかけ続けて下さった末、ついに所有者がビルの魅力に開眼したからに他なりません。
そう考えると、この度このような晴れがましい賞を受賞させていただけたのも、ひとえに芝川ビルを見守り続けて下さったまちの皆様のお陰です。
皆様に心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
芝川ビルは今年83歳ですが、まだまだ現役バリバリ、益々ダンディーに、いぶし銀の魅力を磨いていこうと奮闘中です。
これからは船場伏見町の長老として、大阪のまちの盛り上がりに寄与していけたらと思っております。
皆様、これからも芝川ビルをどうぞよろしくお願いいたします。



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